船岡大祭 宮司あいさつ
「狛犬と歌碑のご奉納」

本日は皆様大変お忙しいところ船岡祭にご参列賜りまことに有難うございます。お蔭をもちまして今年の船岡祭も滞りなく執り収める事ができ心より厚く御礼申し上げます。

さてJR西日本ではJRの全車輌の中で、このような「車内文庫」という車内づりを出しておりますが、今月は織田信長公と建勲神社を執り上げております。信長公のご事跡につきましては、皆様よくよくご承知でございますし、毎年ここでお話もさせて頂いておりますが、この車内づりはコンパクトながら大変よくまとめられておりますので、ここでご紹介させて頂きます。

さて去る5月、建勲神社に狛犬一対と歌碑が幡司学さんよりご奉納されましたが、幡司さんが本日熊本よりお越しですので、この場をかりまして感謝状を贈呈させて頂きます。幡司さんは建勲神社の近くで生れ育ち、小さい頃から信長公が大好きで、特に信長公が桶狭間の合戦出陣に際して舞われ、只今豊島三千春師により奉納されました敦盛の一節に感銘を受け、同じ人間の一生、信長公のように力一杯生き抜きたいと、この敦盛の一節を人生の指針としてこられ、この程その歌碑と狛犬を奉納なさいました。どうぞ幡司さん前にお進みください。
この狛犬の製作は愛知県岡崎の戸松甚五郎さんですが、本日戸松さんに岡崎よりおこし頂いておりますので皆様にご紹介申し上げます。戸松さんは狛犬の石彫にかけては第一人者でありますが、信長公にふさわしい威厳と気品に満ちた狛犬を彫り上げようと心血をそそいで頂きました。戸松さん、大変有難うございました。

本日は皆様ご参列頂きまことに有難うございました。どうか建勲神社の大神様のご加護を受けられ、益々ご健勝にご発展なさいますようお祈り申し上げます。又、今後とも建勲神社のご神徳発揚、船岡山の緑保護に向け、皆様のお力をお寄せいただきますようお願い申し上げます。本日はまことに有難うございました。

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