船岡大祭 宮司あいさつ
「織田信長公三十六功臣」

本日は皆様お忙しいところ船岡祭にご参列頂きまことに有難うございます。ご多忙の中毎年毎年このようにご参列賜り建勲神社の大神様をご崇敬頂きます事は本当に有難い事でございます。又、今年も信長公にゆかり深い各地のご来賓の方々にご参列頂いております。信長公のご出身地であります愛知県清洲町からは大長町長様、又織田家ご発祥の地であります福井県織田町からは武田町長様、又ご祭神信忠卿夫人ゆかりの多田源氏塩川家の塩川利員様であります。

さて皆様ご高承の如く建勲神社は明治2年明治天皇により創建され今年は神社創建130年の良き年に当ります。このおめでたい百三十年記念船岡大祭を祝うように、この10月1日『織田信長公三十六功臣』という立派な本が浅野清様により出版されました。
ご祭神信長公は今から四百数十年前、新しい社会の仕組みを自分の頭で考え出し命がけでその大理想を実現されました。そしてこの大理想を奉ずる多くの臣下を身分の上下を問わず抜擢し、共に理想実現に邁進されました。そこで神社創建の折、真先に功臣三十六名を選び画像を描いて拝殿に掲げました。
この度、この拝殿の額の元絵36枚すべてカラー印刷し、各々の武将の来歴を記し、三百頁の本として新人物往来社から発行されました。36人の家臣の中には木下藤吉郎や前田利家等有名な武将も数多くおられます。しかし一般にはほとんど知られていないが本当に信長公に忠節を尽くした武将も多く、その一人一人の来歴を調べる事は大変で約十年をかけてまとめられました。本当に有難うございました。なお浅野先生は三十六功臣の一人佐々成政の末裔でいらっしゃいます。

さて今年5月建勲神社東参道中程に石燈籠一対が大阪の野崎弘毅様、野崎節子様ご夫妻によって奉納頂きました。石燈籠の石は信長公出身地愛知県の石を使って彫って頂きました。昨年内田様が奉納された石燈籠や先年幡司様が奉納された狛犬と同じ石であります。又、東京の稲井一樹様、稲井篤子様からは高張提灯六基ご奉納賜りました。又、北参道の自動車道が中野竜三様、中村十一様のご尽力により全面舗装され大変快適になりました。本当に色々と皆様のご芳志心より感謝申し上げます。

本日は皆様ご参列賜りまことに有難うございました。どうか建勲神社の大神様のご加護を受けられ益々ご壮健にご発展なさいますようお祈り申し上げます。有難うございました。

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